ちょうどいい
と言う言葉は、「すっきり」と似て気持ちがいいと思っています。(いきなり)
岩手の方言に「やんべに」という言葉がありますが、使いかたによっては「適当に」という意味もあるので、時に具合が違ってきますね。
ちなみに岩手県盛岡生まれの盛岡育ち、北上在住の私は「やんべに」」は使いませんが^^;
先に結論を言ってしまうと、お片付けにおいては「適正量を知ること」が大事です。
ちょうどいい量を知ること
が大事なんですねえ。
その定義を知るよりずっと前の私は、家計の管理もほぼ皆無。
1ヶ月の間に、何度もオムツが無くなってはドラッグストアへ行き、洗濯洗剤が無くなってはドラッグストアへ行き、シャンプーが無くなったのでドラッグストアへ行き・・・。
ドラッグストアは倉庫か←
必要なものが無くなったから買いに行くという買い方をしておりました。
毎日仕事で忙しくして、子供を保育園にお迎えに行って、「あ、オムツ無いんだった!」とドラッグストアに寄って、オムツだけじゃなくおやつとか変なおもちゃとか買わされて・・・(笑)
しかも、「安いから今日は2個買おう」「3個で安くなるから3個買おう」
なーんて、やりくり上手な主婦の気分になっておりました。
そして、毎月給料日前になると、オムツさえ買うのが惜しいと思ってしまう私というか家計。
いつもなら、もう替えているオムツをもう一回待ってから←(もちろん、小の方ですww)
なんて考えてしまうケチな自分。
さすがの私も、なぜか気づいてしまったのです。(←なにが”さすが”なんだか・・・)
世帯収入が低い我が家。将来のことを考えると不安しかない。
自分たちだけならまだしも、子が二人もいる・・・。子供達にひもじい思いはさせたくない。
過去にお金の失敗も経験しています。
やっと、これではだめだ!と気づき、まずは家計簿をつけることにしてみました。
と言っても、正式な家計簿は面倒臭がりの私にはできない、続かない。と知っていたので、使った分をメモに書く、という単純にそれだけ。
ダイエットで言えば、レコーディングダイエットみたいなそれです。
するとどうでしょう(大げさにどうぞw)
2~3ヶ月くらいつけたあたりで、大体1ヶ月に使う金額や、量が見えてきました。
例えば、シャンプーは月に1本 コンディショナーは3ヶ月に1本。
洗濯用洗剤は月に2つの替えがあればいいとか、柔軟剤は月に替えが3袋。
もう、オムツは卒業してからの話なので、オムツの必要量は分からずです('ω')ノ
それが分かったところで、給料日の翌日にはその量を一度に買う。1ヶ月分のまとめ買いをすることにしました。
そして、それを何年も続けてきたところ、
やばい、給料日前なのに、「シャンプーがない!」「洗剤がなくなった!」などと騒ぐことは一切無くなりました。
日用品だけでなく、ひと月に出ていく予定のお金は給料をいただいたらすぐに仕分けして
クリアファイルに分けています。
少し話が脱線気味になってしまいました。
1ヶ月に使う量を知る=「適正量」を知る事で、収納の大きさも決めることができます。
1ヶ月の量が入る分だけの収納があればいいのです。
ですから、「安かったからいつもの倍の量を買った」けれども置く場所がない。
というような事態にはなりません。
収納からあふれてしまう量のモノがあるということからリスクが生まれることもあります。
・あふれた分を床に置いたため、床のスペースがなくなった
・あふれた分を床に置いたため、足をぶつけてけがをした
・あふれた分を別の収納にしまったが、そのことを忘れて同じものをまた買ってしまった。
・あふれた分を入れるための収納を用意して、部屋が狭くなった。
などなど、「2個買うと10円お得」「2個の値段で3個買える」などの
お 得 感
を買ったことで、こういったリスクが生まれることもあるんですね。(ちょっと怖い)
安くなっている 安い というのは人間の心理を突いた商売戦略だと思いますが、
それは本当に必要なモノなのか
その金額はリスクも考えた上で本当に買うべきものか。
(だって10円のお得をしたために1000円の収納を用意してたら990円のマイナスですからね)
先を見据えた上で、必要なモノ、または自分の拘る部分であるモノならばそれを買うべきだと思います。
どうですか?日用品の買い物ひとつにもちょっと慎重になりますね。
まだ整理収納を学ぶ前のことでしたが、このことは色々な意味で私を変えてくれました。
そして、私にとって得るものがあったのです。
①1ヶ月のうちに何度もドラッグストアへ行く必要がなくなった(車で行かないといけない)
②ドラッグストアに行くという時間が減った
③もう無くなりそう!と焦ったり、足りるかどうか不安になったりケチケチ使ったりしなくていい。
このことで無駄遣いをしなくなったという経済的効果
①も交通費を考えれば経済的効果
②からは時間的効果が得られました。その時間を有効に使えます。
③は、精神的効果が得られます。心に余裕が生まれます。
やったことは大したことではないのに、経済的、時間的、精神的効果を得ることができたのです。とくに③の精神的効果は大きいモノです。
実は私、これが食費にも生かされたらいいのに・・・と思っています。
料理は嫌いじゃないのですが、手のかかるものはちょっと・・・(料理苦手なんじゃ・・・)
週に一度が買い出しの日なのですが、何度も途中で買い足している状況です。
メニューを決めて、買い出しすればいいのだと思いますがなかなかそこまで徹底できず。
でもね、人間なかなかそう完ぺきには行きません(という言い訳)
育児や仕事、主婦にはやることいっぱいですから(笑)
そんな忙しい主婦たちにとって
片付けに関して、大事なことは
リセットできる状態にあることなのではないかなと感じています。
その為には
・散らかりにくい環境
・散らかってもかたづけやすいこと
・忙しい中でも掃除がしやすいこと
・家族がモノをしまう場所を知っていること
それらを整えることで、自分も楽になり、笑顔が増えて家族も笑顔になる。
そんな風に思います。
岩手の整理収納アドバイザー 瀬川 忍 でした( *´艸`)
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